学院生活職藝の四季

 自然環境に恵まれる職藝学院のキャンパス。この緑豊かな大地では、時には野生の動物が訪れるなど、四季折々の自然の営み・景色の変化などを実感しながら学院生活を過ごせます。
 また職藝学院では、古来より私たちの生活に深く根付いている季節感を大切にする年中行事を基にした特別授業や課外授業を、カリキュラムに採り入れています。

2022年

「職藝道具納めの儀」を行いました。

12月20日、東黒牧キャンパスにおいて「職藝道具納めの儀」を行いました。
学生、スタッフが日頃使っている道具に感謝の意を表すもので、職藝学院では毎年実施している行事です。
上野学院長より、”1年間、自身の道具で庭、建築など様々なものを実習で手掛けた。使用した道具に感謝してほしい”と挨拶が行われた。その後、「道具納めの儀」が行われ、“降神の儀”の後、“環境職藝科の儀”では学生が「木鋏(きばさみ)」を、また“建築職藝科の儀”では建築(大工)コース学生が「墨差(すみさし)」を、家具コース学生は「小鉋(こがんな)」を、建具コース学生は「白引(しらびき)」を納め、1年間の締めくくりと、新しい年に向けてさらなる技術の向上を誓いました。
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作品研究研修「加賀藩の名庭と名建築」探訪

10月27日作品研究研修の授業として、2年生環境・建築両科で石川県金沢市・羽咋市を訪れました。
本授業は実際の歴史的建築や日本庭園などを1年間学習した成果によるセミプロの目で観察・見学し、プロに近づこうと意欲を高める(本物を見る目を養う)ことを目的としています。
今回は加賀藩時代の栄華を誇る金沢城周辺と有数の社寺建築を残す羽咋市を、上野幸夫教授による解説を受けながら巡りました。
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実践道場「世界遺産実習(茅葺き体験)」

10月12日、1年生による「世界遺産実習」を、南砺市五箇山“相倉合掌集落(世界文化遺産)”で行いました。
この実習は、世界遺産に登録されている合掌集落と自然環境の関わりや合掌造りの構造などについて理解を深める本学院独自の授業です。
今回、茅葺屋根を葺き替え中の「相念寺」において、茅葺き作業に参加させて頂きました。県西部森林組合(砺波支所五箇山班)の方々より、合掌造り(茅葺き)の説明や合掌造りの茅葺きの指導を受け、貴重な体験をすることができました。
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「第27回職藝祭」を開催しました。

10月8日・9日の両日、東黒牧キャンパスにて第27回職藝祭を開催しました。
学院実習棟と講義棟を会場に、環境職藝科では「モデル庭園」の展示を、建築職藝科では「仕口・継手の基本工作」、実物実習製作「冠木門」展示、実物実習風景写真展示(建築コース)、「ゲートレッグテーブル」、「チェスト」、「ラウンジチェア」、「モデル建具」(家具・建具コース)などの展示を行いました。
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実践道場 「川上から川下まで」(その2)

7月22日、1年生(環境職藝科・建築職藝科)対象の合科授業 “ 実践道場「川上から川下まで」”を行い、本学院上野教授(建築職藝科)、久郷教授(環境職藝科)の説明による下記2ヶ所の見学研修を行いました。
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実践道場 「川上から川下まで」(その1)

6月24日、1年生(環境職藝科・建築職藝科)の合科授業 “ 実践道場「川上から川下まで」”を実施し、 下記2ヶ所の見学研修を行いました。
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作品研究研修「飛騨の名建築と匠の技」探訪

5月25日作品研究研修の授業として、2年生環境・建築両科で飛騨古川・高山・神岡を訪れました。
本授業は、実際の歴史的建築や日本庭園などを、1年間学習した成果によるセミプロの目で観察・見学し、プロに近づこうと意欲を高める(本物を見る目を養う)ことを目的としています。
今回は飛騨古川・高山・神岡の町並みや重要文化財建造物など5ヵ所を、上野幸夫教授による解説を受けながら巡りました。
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人と土の日 2022

去る5月13日、富山市開ヶ丘にある富山市スローライフ市民農園「花の散歩道ガーデニング花壇」で、土や自然と触れ合い、人の原点について考える行事、「人と土の日」が開催されました。今年も、環境職藝科と建築職藝科の全学生による市民農園花壇の土壌改良ボランティアを行いました。
今回は、昨年秋に植栽したチューリップやワスレナグサなどの掘り取り作業を行った後、有機質資材による土壌改良を手作業で行いました。
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第27回 入学式

4月10日、職藝学院第27回入学式が行われ、庭師・大工職人を目指す環境職藝科、建築職藝科の新入生が新しい学生生活をスタートさせた。
上野教授(学院長代理)からは、「職藝学院では実習や実践的なことを学ぶことが多い。体で覚える手仕事は修得までに時間がかかるが、一生忘れないもの。向上心を持って一所懸命頑張ってほしい。」と式辞を、久郷教授(理事長代理)からは「目的に向かって自ら精進することが大切である。志を高く持ち、協調の精神を忘れず、日々の学院生活を充実させてほしい。」と挨拶した。
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第25回 卒業証書・生涯学生証授与式

3月20日、第25回卒業証書・生涯学生証授与式が行われ、卒業生は職人への新たな一歩を踏み出した。
卒業生は、「卒業証書」と卒業後も学院の一員として精進していこうという意味を込めた「生涯学生証」を受け取った。
式辞で上野教授(学院長代理)は“2年間で学んだことを基礎として高みを目指してほしい。仕事に誇りを持ち、社会に貢献してほしい”と、告辞で久郷教授(理事長代理)は、“コロナ禍での2年間、数々の困難を乗り越えた。今後も学びの精神を忘れずに頑張ってほしい”、と述べた。
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第25回卒業制作展開催

2月26日(土)・27日(日)の両日、本学院東黒牧キャンパスにて25期生卒業制作展を開催しました。
環境職藝科ではモデル庭園を、建築職藝科では指定された継手・仕口による木組み建築モデル(建築コース)、ダイニングテーブル、スツール、テレビボード、クローゼット、腰付き摺り上げ障子戸、衝立(家具・建具コース)などの展示・発表講評会を行いました。
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「職藝仕事始めの儀」を行いました。

1月5日、学生や教職員が参列して「職藝仕事始めの儀」を行い、厳かな雰囲気の中、1年の技術向上と安全を願いました。
「環境職藝(庭師)」による儀式は、土地の神を祭り、学院の建つ大地の鎮護を祈り、木の神を祭り樹木へ感謝するもので、「鎮物」を埋納して土地を清め、今年最初の樹木を植える祭儀として“刈初めの儀” “鍬入れの儀” “立入れの儀” “鋏入れの儀”などが行われました。
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