新着情報2023年
【実物実習】富山市指定文化財「竹島家住宅 主屋」保存修理(富山市)〔令和5年度:その1〕
5月より2年建築コース(建築大工)の実物実習で「竹島家住宅 主屋」保存修理(富山市)を進めています。
「竹島家住宅」は、富山市中心市街地の北部、JR富山駅より北へ約2Kmに位置し、元和4(1618)年から明治の廃藩置県まで十代にわたって富山藩の十村役を務めた旧家。
本学院では、継続的に「竹島家」に関わらせていただき、これまで「主屋」の一部、「長屋門」、「中塀」、「御成門」などの修復を行ってきました。
昨年度は「座敷棟」を、今年度(令和5年度)は「居室棟」の保存修理に取りかかっています。
○富山市指定文化財「竹島家住宅 主屋」保存修理(富山市)〔令和4年度:その2〕
実習では、「居室棟」下屋の解体や、地元瓦職人との協働により、屋根下地の解体、雨漏り・蟻害による腐朽した軒桁、母屋の取り外し・新材加工・取替え、野地板の新調、軒先補強垂木の新設などを行います。
<居室棟:下屋解体> | |
「居室棟」内部 | 下屋解体 |
縁板張り直し調整 | 鴨居の正規の高さまでのジャッキアップ |
<居室棟:下屋屋根下地解体> | |
屋根下地解体 |