新着情報2021年

【実物実習】「龍高寺の六地蔵堂」(富山市)竣工

昨年12月より建築職藝科建築(大工)コース学生〔24期生〕が、実物実習にて取り組んでいた「龍高寺の六地蔵堂」(富山市月岡町)が竣工しました。
本学院の「地域のお役にたてる」実践教育として、上野幸夫教授監修、宮本マイスター(本学卒業生:8期生)指導により、実習を進めていました。5月には、1年建築(大工)コース学生〔26期生〕が、実習にて地蔵堂の床組み組み立て、床板張り施工を行いました。
梁間3尺(909mm)、桁行9尺(2,727mm)の規模で、良質な檜材を中心に、正面の虹梁は欅を使用し、それ以外は高度な組手等の技法及び立派な意匠としています。
職藝学院では、引き続き同敷地内の「山門」新築を進めています。

「龍高寺の六地蔵堂」実習風景(24期生)はこちら

【「六地蔵堂」の概要】
<規模・形状等>
〇規 模:梁間3尺(909mm)、桁行9尺(2,727mm)
〇形 状:切妻造り
〇屋 根:こけら葺風 ガルバリュウム鋼板葺〔軒の出1尺5寸(454.5mm)、 螻羽(けらば)の出1尺5寸強〕

六地蔵堂の床組み組み立て
床板張り 地蔵様の移設
解体前の六地蔵堂 竣工した「龍高寺の六地蔵堂」
六地蔵堂 正面 六地蔵堂 背面・側面