新着情報2019年

人と土の日2019

去る5月17日、富山市開ヶ丘にある富山市スローライフ市民農園「花の散歩道ガーデニング花壇」で、土や自然と触れ合い、人の原点について考える行事、「人と土の日」が開催されました。
今年も、環境職藝科と建築職藝科の全学生による市民農園花壇の植栽前の土壌改良ボランティアを行いました。市民農園花壇では、11年前の開設当初から当学院の渡邉美保子教授が市民の皆さんや学生と年間を通して花壇づくり実習を行っています。今回は、昨年秋に植栽したチューリップやワスレナグサなどの掘り取り作業を行った後、有機質資材による土壌改良を手作業で行いました。
また、午後は、本学院の大丸英博教授による市民農園に隣接する職藝学院開ヶ丘キャンパスの交流学習施設や田園開ヶ丘住宅などの見学会が行われました。

稲葉理事長より、「人と土の日」の目的と土作りの意義についてのお話がありました。

渡邉教授から作業手順の説明があり、最初にチューリップの掘り取りの注意点について指導がありました。掘り上げたチューリップは、今年の秋に再び植栽します。
ケンスコップやガーデンフォークを使って、茎から10㎝ほど離れた所に垂直に30㎝ほど深く差して、テコの原理で掘り上げます。茎はそのまま付けておき、秋まで乾燥させます。
建築職藝科と環境職藝科の学生は4班に分かれ、それぞれの班長は環境職藝科の2年生が担当して作業指導を行いました。1年生は、土作りが初めての学生がほとんどでした。
7種類の有機質肥料による土壌改良の様子。完熟牛糞堆肥をまいた後、コンブペレット、ニームパウダー等をまきました。土壌の微生物の力を借りてゆっくりと分解されてゆきます。
ケンスコップを使って有機質資材が良く混ざるように30㎝ほど耕しました。ふかふかの土を作るためには丁寧に耕すことが大切です。これで5月末の一年草の植栽準備が完了です。
大丸教授より、職藝学院開ヶ丘キャンパスの交流学習施設の建物の説明を受ける学生。この建物は、古民家の一部を移築して卒業生が実習教材として建てました。
講義終了後、開ヶ丘キャンパスの交流学習施設前で記念撮影を行いました。