学院概要講師紹介

本学院では、実際に社会で活躍されている方々を講師に招き、常に社会の流れに対応した、実践的授業を行っています。
先生と学生という関係だけでなく、むしろ先輩職藝人と学生という関係が築かれます。

稲葉Photo

稲葉 實 Minoru Inaba

学校法人富山国際職藝学園理事長/教授
(株)三四五建築研究所主宰/NPO法人里山倶楽部理事長/一級建築士(登録建築家)

担当授業
職藝概論、職藝の理念、など
プロフィール
明治大学工学部建築学科卒業。その地域と場の不易・流行を見極め、温故知新をモットーに“結”の知恵と力をもって、いえづくり・まちづくりの創造をめざす。
職藝学院の教育システムが評価され、第1回「日本建築学会教育賞」受賞。
尾島Photo

尾島 俊雄 Toshio Ojima

名誉学院長
早稲田大学名誉教授/工学博士・一級建築士/NPO法人アジア都市環境学会理事長

プロフィール
早稲田大学理工学部建築学科卒業・同大学院博士課程修了。
日本建築学会会長・日本学術会議会員などを歴任。完全リサイクル住宅、未利用エネルギー利用、ヒートアイランド現象解明など、地球環境問題の諸課題・プロジェクトXに取り組む。2008年日本建築学会大賞受賞。
秦Photo

秦 正德 Masanori Hata

学院長/職藝基礎研究センター所長
富山大学名誉教授・前富山大学芸術文化学部長/農学博士

担当授業
職藝専門特別講義、など
プロフィール
京都府立大学農学部卒業。専門は木質構造学。東黒牧キャンパス施設の構造設計に携わり、伝統的木造軸組構造の工学的解明を中心として、木材の理想循環系の構築と伝統木造技術の現代への適応を目指す。
島崎Photo

島崎 英雄 Hideo Shimazaki

オーバーマイスター
大工〈建築大工〉/島崎工務店代表

担当授業
建築総合基礎実習、建築基礎実習、など
プロフィール
棟梁坂本国一へ弟子入り・修行、島崎工務店を創業。古民家の再生、古材活用、自然素材による住まいづくりを実践しつつ、開学より職藝教育に携わり、木造建築における手仕事の基礎技能を指導する。
嶋倉Photo

嶋倉 雅人 Masato Shimakura

オーバーマイスター
庭師〈造園師〉/北陸ランドスケープ代表・1級造園施工管理技士

担当授業
環境総合基礎実習、環境基礎実習、環境工房実習など
プロフィール
久郷一樹園・久郷正基の元で庭師修行。北陸ランドスケープを創業。作庭の基礎技能から“実物教材”を用いた庭づくりの設計・施工・管理などの総合技術について指導する。
新井Photo

新井 忠雄 Tadao Arai

マイスター
大工〈建築大工〉

担当授業
建築応用実習、建築工房実習、など
プロフィール
棟梁新井秀雄の元で大工修行をスタート。平成9年より職藝教育に携わり、主として“実物教材”を用いた実習を担当し、日本の木造建築の木づくりから建て方・造作までの一連の技能を指導する。
澤田Photo

澤田 勲 Isao Sawada

マイスター
大工〈建具大工〉

担当授業
建築基礎実習、建築応用実習、建築工房実習、など
プロフィール
父親の建具工房へ弟子入り、その後建具製作所などで木製建具づくりに取り組む。平成16年より常勤講師、平成26年より現職。無垢木材による建具づくりの基礎基本から高度な伝統的組子や古建具の修復技能までを指導する。
上野Photo

上野 幸夫 Sachio Ueno

教授/名匠情報センター所長
文化財建造物修理主任技術者/伝統職人技術文化研究会理事長、(財)建築保全センター主任研究員

担当授業
文化史、建築史、規矩術、など
プロフィール
(財)文化財建造物保存技術協会で、国宝瑞龍寺を始めとし全国各地の文化財修復を指揮。平成9年より職藝教育に携わり、多くの歴史的建造物の調査修復・町並み再生を行う。富山県及び市町村の文化・景観・まちづくり審議委員・文化財保護審議委員。日本建築学会北陸建築文化賞など各賞受賞。
久郷Photo

久郷 慎治 Shinji Kugo

教授
(株)久郷一樹園代表/樹木医・1級造園技能士・1級造園施工管理技士・1級土木施工管理技士・主席ビオトープアドバイザー

担当授業
庭園材料、庭園計画、環境生物生態、など
プロフィール
東京農業大学農学部造園学科卒業、創業明治8年の㈱久郷一樹園代表。人間と自然の共存のあり方を常に課題としつつ、地球と自然をこよなく愛して“緑の国づくり”を目指す。東京農業大学「造園大賞」受賞。
渡邉Photo

渡邉 美保子 Mihoko Watanabe

教授/職藝基礎研究センター研究員
庭師〈ガーデナー・ガーデンデザイナー・宿根草庭園作庭家〉

担当授業
庭園概論、植物概論、植物生理・生態、環境設計演習、環境基礎・応用実習、など
プロフィール
東京農業大学農学部農学科卒業、英国王立園芸協会ウィズレーガーデン園芸学校卒業。専門は宿根草を組合せた庭園設計・施工・管理。生物の多様性を生み出す少量多品種植栽や有機無農薬で管理できる持続可能な庭園デザインを目指す。職藝未来塾ガーデニング講座担当。
佐藤Photo

佐藤 博 Hiroshi Sato

准教授
大工〈建築大工〉/一級建築士・1級建築施工管理技士・1級建築大工技能士

担当授業
建築応用実習、建築工房実習、建築設計演習、など
プロフィール
武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。建築設計事務所を経て、職藝学院(建築職藝科4期生)建築大工コースで学ぶ。研究科修了後、実習助手を経て平成18年より常勤講師、平成24年より現職。主に“実物教材”の伝統建築・文化財等の修復・新築工事の指導を担当。
大丸Photo

大丸 英博 Hidehiro Daimaru

准教授/職藝基礎研究センター研究員
一級建築士・技術士(建設部門)

担当授業
建築計画、建築設計製図、合科ワークショップ、環境概論、など
プロフィール
新潟大学工学部建設学科卒業・同大学院修士課程修了。地域計画コンサルタント事務所研究員を経て、平成12年より常勤講師、平成23年より現職。地域に根ざす建築づくりを心がけると共に、NPO法人里山倶楽部のまちづくり活動にも参画。
堀内Photo

堀内 寛 Kan Horiuchi

准教授
大工(家具大工)/plane ホリウチ木工舎代表

担当授業
建築基礎実習、建築応用実習、建築工房実習、など
プロフィール
職藝学院(建築職藝科1期生)家具大工コースで学ぶ。実習助手・常勤講師を経て、平成19年plane ホリウチ木工舎を設立し、無垢木材による注文家具、造付家具の製作に携わる。平成27年より現職。伝統的な木工技術を活かした家具製作の技能を指導する。
柳Photo

柳 真子 Shinko Yanagi

准教授/職藝基礎研究センター研究員
庭師〈造園師〉/1級造園施工管理技士・樹木医

担当授業
庭園管理、庭園測量、など
プロフィール
短大卒業などを経て職藝学院(環境職藝科2期生)造園師コースで学ぶ。実習助手として“実物教材”設計・管理に携わり、平成20年より常勤講師、平成27年より現職。平成13年に職藝関係者で設立されたランドスケープ設計会社・(株)景観デザインリイフスのメンバーでもある。
小林Photo

小林 幸夫 Yukio Kobayashi

専任講師
庭師〈造園師〉/1級造園技能士・1級造園及び土木施工管理技士

担当授業
環境応用実習、環境工房実習、など
プロフィール
久郷一樹園などにおいて庭づくりと環境整備の経験を経て平成23年より現職。設計意図と環境諸条件を満足する実践的手仕事の基礎技能を実際の庭づくり“実物教材”を中心に指導する。
森本Photo

森本 英裕 Hidehiro Morimoto

専任講師
名匠情報センター研究員/早稲田大学理工研嘱託研究員

担当授業
建築構法材料、基礎製図、基礎数学、など
プロフィール
早稲田大学理工学部建築学科卒業・同大学院修士課程修了。平成25年より本学研究助手、平成26年より現職。専門は建築史・意匠学に基づいた修復設計及び施工管理。歴史的建造物の調査・修復を軸に、伝統建築の未来形づくりに取り組む。

特別講師など

佐渡 養順 職藝専門(特別講義) ( (株)三四五建築研究所 東京事務所長 )
野田坂 伸也 職藝専門(特別講義) ( (株)野田坂緑研究所 代表 )
久泉 迪雄 職藝基礎(学科) ( (学)富山国際職藝学園 顧問 )
増山 敏夫 職藝専門(学科) ( (有)すぺいすますやま 代表 )
丸山 順治 職藝基礎(学科) ( 元職藝学院副学院長 )
渡邉 晶 職藝専門(特別講義) ( 建築技術史研究所 所長 )

初代オーバーマイスター 田中文男のことば

田中Photo 宮大工棟梁。1932年茨城県生まれ、1946年大工棟梁に弟子入りし2010年の病没まで、文化財建造物の修理・復元や社寺・住宅などあらゆる建築を手がけ、幅広い知識と理論重視で学者棟梁とも呼ばれた。
職藝学院設立発起人の一人で、開校時より初代オーバーマイスターをつとめる。

 一口に技術者の育成といっても、それを成し遂げるのは、並大抵の苦労ではない。昭和30年代まで、その育成は江戸時代からの徒弟制度によっていたが、それ以降は労働法規の改正で、職業訓練校がその機能を果たしている。
 技術者育成の本質とその成否は、制度の是非ではなく、実際に修得を志す人の自覚に大きく左右される。技術の修得は、これまでの学校教育のように、教えられたことを覚えるだけでは到達できない。自主的に馴れて覚え、習って覚えることが重要である。
 私は徒弟時代に、師匠や先輩方より次のような教訓を頂いて成長してきた。その内容は現在でも普遍性を持ち貴重である。「仕事は習うより馴れろ」「仕事に練習はない」「自分でよく考えてみて、判らなければ教えてもらう」「職人は一生勉強だ」「くらしは下を見て、仕事は上を見て毎日励め」、これらの教訓の帰するところは、「職人は貧乏でも世の中のためになる人宝になれ」に集約できる。
 私も「職人は貧乏でも」は良くないと思っている。しかし、貧乏の内容をどの尺度で測るかによるだろう。たしかに私を例にとれば、物質的豊かさにはほど遠いのは否めない。けれども、日常の仕事のなかで、新しい問題に出会い、その解決に苦労をして出来上がったときの喜びが、ひとしおであるのは何物にも勝る。私はそれを人生の生き甲斐としてきた。