教育内容学科構成

 学科構成は、建築大工と家具大工・建具大工のための『建築職藝専門課程』=[本科]建築職藝科・[研究科]建築職藝研究科、造園師・ガーデナーのための『環境職藝専門課程』=[本科]環境職藝科・[研究科]環境職藝研究科から成っています。
 二年制[本科]では、職藝人の基礎教育課程として、マナーをしっかり身につけ、応用ができる基礎基本の技能と知識を学びます。特に、新築や新設など“新たにつくる”技術を中心に学びます。  一年制[研究科]では、職藝人の実践教育課程として、実践実習を中心に高度な技能や総合的な関連知識と様々な実務を身につけてリーダーとしての資質を磨きます。特に、“保全・管理や再生・修復”などの技術を含めて学びます。
 また[本科]と[研究科]を一体的に連結した『三年制マイスタープログラム』では、より効果的に大工と庭師の“職藝人力”を高めます。

学科構成学科構成

マイスタープログラム

 マイスタープログラムは、[本科]と[研究科]を一体的に連結した三年制プログラムです。
 マイスタープログラムでは、三年間で大工と庭師としての“基礎基本”から、“新築・新設などの新たにつくる技能・知識”、そしてより高度な“保全・管理や再生・修復までの総合的技能・知識”を実習を中心に効果的に学びます。

マイスタープログラムマイスタープログラム

マイスタープログラムの選択資格

 マイスタープログラムの選択資格は、高等学校卒業以上の方(卒業見込を含む)、および同等以上の技能・学力を有して職藝人を目指す強い意志を有する方で、男女・年齢は問いません。

マイスタープログラムの選択方法

 入学願書出願時に、建築職藝専門課程または環境職藝専門課程と専攻コース、そして“マイスタープログラム”選択の有無を表記して提出します。

マイスタープログラムの学納金

 出願時にマイスタープログラムを選択する方には、本科における学業成績および適性が優れている場合、“マイスタープログラム後期=3年次研究科”の学納金の一部を免除します。
マイスタープログラムの詳しい内容はこちら(PDF)

大工とは

 「大工」とは、木組みを中心に木工全般の優れた技能と幅広い知識を持った専門技術者です。
 現代の大工は、木造建築などにおける木工事や建具・家具工事などにおいて、木取り・墨付・加工・建方組立・仕上等に携わる専門技能者で、全体を統括調整する大工は棟梁と呼ばれます。
 家屋大工・宮大工・数奇屋大工・指物大工・家具大工・船大工など、いずれも高齢化が進み、日本固有の木組みの伝統技能を身につけた職人の重要性が益々増大しています。
 職藝学院の『建築職藝専門課程(建築職藝科・建築職藝研究科)』には、“建築大工”と、“家具大工・建具大工”を目指すコースがあります。

大工(建築大工、家具大工・建具大工)の職業

 “建築大工”の職業には、建築工事において木材を加工し組立・取付けなどの木工事に携わる「大工工事業」、神社・寺院づくりに携わる「大工工事業(宮大工)」、木造住宅など木造建築づくりの「木造建築工事業」、また各種建物の改装や増・改築などを行う「建築リフォーム工事業(建築・住宅・木造建築)」などがあります。
 また“家具大工”には、木製家具づくりの「木製家具製造業」、修理を中心に行う「家具修理業」などがあり、“建具大工”には、木製の戸・窓・障子・格子などの木製建具づくりの「建具製造業」や木製建具の取付を主とする「木製建具工事業」等があります。
 その他、本学院で学ぶ技能と知識を生かし、木造住宅・木造建築の企画・設計や、インテリアおよび家具・建具の設計デザイナーの道へ進むこともできます。

庭師とは

 「庭師」とは植物の扱い方を中心に庭づくり全般の優れた技能と幅広い知識を持った専門技術者です。
 現代の庭師は、植物や石材などの自然素材を中心とした庭園材料の特質を心得て、それらの選択や配置、樹木や草花の整枝・剪定と移植・繁殖・管理など、作庭全般の技能を身につけた専門技術者です。
 景観法の制定など21世紀は環境の世紀と呼ばれ、庭と建築、それらと地域の景観を互に調和させ保全する庭師の重要性が益々増大しています。
 職藝学院の『環境職藝専門課程(環境職藝科・環境職藝研究科)』には、“造園師・ガーデナー”を目指すコースがあります。

庭師(造園師・ガーデナー)の職業

 “造園師”の職業には、庭園の作庭や公園・緑地づくりなどを行う「造園工事業」、“ガーデナー”には、花卉生産や花壇デザインと施工・管理などを行う「園芸・ガーデニング業」などがあります。
 その他、本学院で学んだ技能と知識を生かし、住宅などの庭の企画・提案から造園までを行うガーデンデザイナーや、外部空間や景観デザインを行うエクステリアデザイナー及びランドスケープアーキテクト、さらにはガーデニング情報を提供するグリーンアドバイザー、緑化の専門医としての樹木医などの道へ進むこともできます。