新着情報2017年

「ミニ削ろう会」in与板と文化財巡り

6月11日(日)、本科・研究科学生で結成した『職藝削ろう会』(顧問:上野教授)が、第7回「ミニ削ろう会」(主催:越後与板打刃物組合、開催地:新潟県長岡市与板町)に参加しました。
これは、厚みわずか数ミクロン〔1ミクロン(μ):1,000分の1ミリ〕という極限まで薄い鉋屑(かんなくず)を出すことを中心に、手道具や伝統技術の可能性を追求する会です。大工をはじめとする木造・木工関係の職人のほか、その工具を作る鍛冶、手道具や職人に興味のあるアマチュアが集まって、競い・楽しみながら交流をしています。
当日、学生たちは薄削り、槍鉋(やりかんな)、そま削りなどに挑戦し、また、参加されている大工棟梁ら匠の技術を間近で見学しました。
「ミニ削ろう会」には、本学院卒業生の
近藤孝則さん(平成20年度卒・12期生:建築大工コース/愛知県)
高橋 源さん(平成27年度卒・19期生:建築コース/福島県)
高橋由衣さん(平成28年度卒・20期生:家具コース/福島県)
が参加され、学生たちと技術交流を行いました。
「ミニ削ろう会」参加後、顧問の上野教授の解説付きで豪農屋敷「重要文化財 旧笹川家住宅(新潟市)」を見学しました。
<ミニ削ろう会in与板(新潟県長岡市)>
会場全景 薄削り
村上棟梁の指導で槍鉋(やりかんな)に挑戦
屋外そま削りに挑戦 卒業生の高橋源さん(右)・由衣さん(中央)も参加
卒業生の近藤さんの薄削り(2ミクロン) 近藤さんとの記念撮影
<重要文化財 旧笹川家住宅(新潟県新潟市)>
座敷床の間にて記念撮影 意匠的な座敷の襖や欄間
複雑な三次元に曲がりくねった梁組みの妙義 数多くの土蔵群