新着情報2021年

「呉羽七面堂」復元模型製作 展示披露

職藝学院で製作した全国唯一の奇想天外な建造物「呉羽七面堂十分一復元模型」が完成し、11月6・7日に富山市呉羽地区センターにて一般公開(披露)しました。
「七面堂」は江戸時代中期の万治年間に富山藩士・奥村蔵人が呉羽丘陵に建てたとされる寺院で、明治初期頃までに呉羽丘陵に建っていた建造物を1/10サイズで復元したものです。

○呉羽七面堂模型サイズ 幅1,320mm×奥行1,620mm×高さ1,215mm

本学院上野幸夫教授の復元設計・監修指導により、建築職藝科学生(延べ15人)と建築職藝科OBの池川和雄氏が模型製作を行いました。
社殿の配置は、拝殿の奥に本殿を配することが一般的であるが、「呉羽七面堂」は拝殿の2階に本殿を乗せるといった独創的な発想で造り上げ、比類見ない奇想天外な造りとなっています。
併せて「呉羽山と旧北陸街道周辺模型」(縮尺1/500)も製作展示し、「七面堂」が建っていた呉羽丘陵の頂上からの眺めが、旧北陸街道の重要な景勝地でもあったこともあらわしています。

「呉羽七面堂十分一復元模型」外観
拝殿外観 拝殿内観(拝殿両脇の左右対称形に二階に昇る螺旋階段)
展示の様子(富山市呉羽地区センター)
展示した「呉羽七面堂」復元模型(左)と「呉羽山と旧北陸街道周辺模型」(右)