新着情報2021年
【実物実習】 黒部市指定名勝「松桜閣庭園」剪定実習
6月29日、環境職藝科の学生が、黒部市指定名勝「松桜閣庭園」にて、剪定実習を行いました。
本学院では、実践教育を兼ねた奉仕活動の一環として、毎年、剪定活動を実践しています。
当日、学生達は本学院の畑野マイスター、桐林講師らの指導のもと、周囲の景観との調和に配慮し、サツキやツツジなどを剪定しました。
また、本学院上野教授が、これまで実習にて復元した建築「松桜閣」と庭園修復について解説を行いました。
庭園剪定実習 | |
<松桜閣・庭園> 「松桜閣」は全国的に見ても数少ない楼閣の数奇屋建築で、建築学的に大変貴重な遺構です。 初代富山県知事国重正文が明治16年から21年の在任中に住宅として使用した建物で、黒部市若栗の豪農西田収三が購入し、現在地に移築したものです。 建物は京風の繊細さを備え、楼閣数奇屋ならではの開放的な空間をつくり出しています。松桜閣庭園は明治31年に造られ、その後近江八景の趣を取り入れた回遊式様式となり、昭和31年に市文化財に指定されています。 本学院では、これまでに建築職藝科の実物実習で「松桜閣」(市文化財.初代県知事国重正文邸宅)、「茶室棟」、「表門」、「地蔵堂」、「道具倉(愛園の倉)」「北門」の保存修理、解体修復を、環境職藝(研究)科の実習では、庭園の復元(石組み、滝等の復元)等を実施しています。 ※過去の実習記事はこちら 黒部市指定名勝「松桜閣庭園復原整備」竣工式 (19/2/26) |
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松桜閣全景 | 表門(左)と地蔵堂(右) |
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松桜閣 |
茶室棟 |