実物実習建築職藝科実物実習

黒部市指定名勝「松桜閣庭園復原整備」竣工式

2月22日、黒部市指定名勝「松桜閣庭園(黒部市若栗)」復原整備竣工式が行われました。
当日、竣工式にはNPO法人松桜閣保勝会(川村昭一理事長)の皆さん、大野黒部市長ら大勢の方が出席し、庭園復原整備の完成を祝いました。
職藝学院では、「地域のお役にたてる」実践教育として、上野幸夫教授指導監修のもと、昨年9月から12月まで、学生らが庭園復原と北門の整備に取り掛かっていました。
竣工式では、職藝学院学生、スタッフが役人を務め、川村理事長のあいさつに続き、関係者が玉串を捧げました。川村理事長と大野黒部市長が棟札を披露し、学生が北門に棟札を取り付けました。
職藝学院では、毎年、環境職藝科の学生が中心となり「松桜閣庭園」の剪定実習を行っています。
また、これまでに、実物実習の一環として「松桜閣」のほか「茶室棟」「表門」「地蔵堂」「道具倉(愛園の倉)」の保存修理、解体修復等を行っています。

黒部市指定名勝「松桜閣庭園復原整備」竣工式
玉串奉奠 棟札披露:川村理事長(左)、大野黒部市長(右)
棟札取付 上野教授による設計・整備概要等説明
竣工した北門を眺める学生ら 整備した松桜閣庭園
<校内実習>松桜閣北門修復・仮組
記念撮影 修復・仮組した北門

松桜閣庭園は明治31年に造られ、その後近江八景の趣を取り入れた回遊式様式となり、昭和31年に市文化財に指定されています。
本学院では、これまでに建築職藝科の実物実習で「松桜閣」(市文化財.初代県知事国重正文邸宅)、「茶室棟」、「表門」、「地蔵堂」、「道具倉(愛園の倉)」の保存修理、解体修復を、環境職藝(研究)科の実習では、庭園の復元(石組み、滝等の復元)等を実施しています。

松桜閣全景 表門(左)と地蔵堂(右)
松桜閣 茶室棟

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