実物実習建築職藝科実物実習
西番民家再生工事
当学院の「地域のお役にたてる」実践教育として、建築職藝科社寺コース学生が先月から大山町指定文化財「宝寿院山門」保存修理工事にとりかかっている。
工事のメインとなる、二階部分を持ち上げておいて一階部分を解体するという特殊な作業に着手した。
宝寿院は承久二年(1220年)に建部の良舜が開山したと伝えられる由緒ある真言宗寺院で、立山信仰と深い関わりをもつ。山門は天保四年(1833年)に堀志摩正矩を棟梁に建設されたもので、三間一戸の楼門形式をとる。
実物実習として、建築職藝科2年生(8期生)が「西番民家再生工事」に取り組んでいます。
この建築(母屋)は明治後期に建てられたもので、6・7月は母屋下屋部の解体・建方、納屋の屋根工事を行いました。
構造:木造2階建(母屋、納屋)
規模:母屋 床面積193.34m2(58.49坪)
建築面積120.63m2(36.49坪)
納屋 床面積 66.12m2(20.00坪)
建築面積 33.06m2(10.00坪)
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納屋屋根の解体作業 | 母屋下屋部の解体作業 | |
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納屋屋根の野地板張 |