実物実習建築職藝科実物実習
富山市東岩瀬の巨大な土蔵再生工事がスタート
4月から富山市東岩瀬に建つ奥行き60mもある巨大な土蔵の修復再生がスタートする。当学院の上野幸夫教授の監修によりガラス工房や飲食店、シガーバー等が入った観光施設に生まれ変わる予定で、町興しの起爆剤になるものと期待される。
土蔵は当初、同町にある北前船回船問屋「森家」の土蔵で、約百年前に建てられたとされる米蔵。間口は10メートル、奥行きはのべ60メートルにもなる。
建物は所有者だった米穀店が廃業し空き倉庫となっていた。破損が著しいことから取り壊しを検討していたところ、同市高畠の富山地所(桝田敬次郎社長)が「まった」をかけ修復再生を計画、土地と建物を取得した。修復の依頼は、県内各地で伝統的な建物の再生に携わっている当学院へ白羽の矢がたち、実物実習教材として提供された。今月より、建築職藝科社寺コース20名が担当する予定。
再生前写真 | ||
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正面全景 | 側面見通し | 室内 |
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室内 |