実物実習建築職藝科実物実習
光得院善導寺 地蔵堂保存修理工事
昨年11月より、本学院上野幸夫教授の指導のもと、建築職藝科2年生(7期生)が施工していた善導寺地蔵堂の保存修理工事が完了し、4月29日に落慶法要が行われました。
地蔵堂は、江戸時代後期に建立されたもので、経年により老朽化が進んでいた状態を、解体、修復しました。
修復前、屋根は直線的な桟瓦葺でしたが、解体調査の結果、当初、屋根に反りの付いたこけら葺であることが判明し、こけら風のシングル葺きに復原しました。また柱を格式の高い丸柱にし、両側面から地蔵が見えるように窓を設けるなど、グレードアップ化を図り、修復前とは見違えるほど立派な姿として完成しています。
実習場所:婦中町萩島
担当学年:建築工事〔建築職藝科7期生・建築大工コース〕
規模:梁間約1.2m、桁行約1.0m、軒高約1.8m、棟高約2.9m
![]() |
![]() |
![]() |
修復前 | 修復後 | 解体作業 |
![]() |
||
修復作業 |