実物実習環境職藝科実物実習

黒部市指定文化財「松桜閣庭園」剪定・復元実習

去る6月27日、環境職藝科の学生が、「天真寺:松桜閣庭園(黒部市指定文化財)」(黒部市若栗)にて、剪定実習を行いました。本学院では、実践教育を兼ねた奉仕活動の一環として、毎年、同寺にて剪定活動を実践しています。
当日、学生達は本学院の嶋倉マイスター、野上講師らの指導のもと、サツキやツツジなどを中心に剪定を行いました。

松桜閣庭園
剪定実習
 
 
松桜閣庭園は明治31年に造られ、その後近江八景の趣を取り入れた回遊式様式となり、昭和31年に市文化財に指定されています。
庭園の保存活動を行っている“NPO法人松桜閣保勝会(川村昭一理事長)”より依頼を受け、本学院上野幸夫教授が中心となり、庭の復元調査を行っています。
現在、環境職藝研究科学生が、調査内容を元に、実習にて石組み、滝等の復元を進めています。
環境職藝研究科学生による庭園復元(測量等実習)
 
 
また、本学院では、これまでに建築職藝科の実物実習において「松桜閣」(市文化財.初代県知事国重正文邸宅)、「茶室棟」、「表門」、「地蔵堂」、「道具倉(愛園の倉)」の保存修理、解体修復等を実施しています。
松桜閣全景 表門(左)と地蔵堂(右)
松桜閣 茶室棟

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