新着情報2015年

職藝仕事始めの儀

1月5日、学生や教職員が参列して「職藝仕事始めの儀」を行い、1年の技術向上と安全を願いました。
稲葉理事長からは、「創立20年目の節目を迎えるに当たり、地域社会等とともに日本の職人文化を発信していきたい」とあいさつが行われ、厳かな雰囲気の中で儀式が始まりました。
「環境職藝科」による儀式は、土地の神を祭り、学院の建つ大地の鎮護を祈り、木の神を祭り樹木へ感謝するもので、「鎮物」を埋納して土地を清め、今年最初の樹木を植える祭儀として刈初めの儀鍬入れの儀立入れの儀”鋏入れの儀などが行われました。
「建築職藝科」による儀式は、大工道具の墨壷、曲尺、釿(ちょうな)が奉納され、材木に墨を打ち、正しく打たれたか検査され、釿(ちょうな)が掛けられるもので道具奉納の儀清鉋の儀墨打ちの儀釿掛けの儀などが行われました。 



職藝仕事始めの儀
稲葉理事長あいさつ


<環境職藝科の儀>


「刈初めの儀」(土地に生い茂る草を刈り取り聖地とする) 「鍬入れの儀」(新年最初の鍬を入れ、「鎮物」を埋納する)

「立入れの儀」(縁起物の松竹梅を植え、永遠に根付くように地を固める) 「鋏入れの儀」(新年最初の鋏を入れ、樹木の形を整える)
<建築職藝科の儀>
「道具奉納の儀」(大工道具の墨壷、曲尺、釿で水の字を形づくる) 「清鉋の儀」(祭場に槍鉋にて水の字を描き清める)
「墨打ちの儀」(「技」「美」「心」などを表す芯墨を木作木に打つ) 「釿掛けの儀」(木作木に最初の加工である釿掛けを行う)