新着情報2014年

職藝仕事始めの儀

1月6日、学生や教職員が参列して「職藝仕事始めの儀」を行い、今年1年の技能向上と安全を願いました。稲葉理事長からは、「畏敬の念を持って儀式に望み、一年の無事息災を願いたい」とあいさつが行われ、厳かな雰囲気の中で儀式が始まりました。
「環境職藝科」による儀式は、土地の神を祭り、学院の建つ大地の鎮護を祈り、木の神を祭り樹木へ感謝するもので、「鎮物」を埋納して土地を清め、今年最初の樹木を植える祭儀として“苅初めの儀”“鍬入れの儀”、“鋏入れの儀”などが行われました。
「建築職藝科」による儀式は、大工道具の墨壷、曲尺、釿(ちょうな)が奉納され、材木に墨を打ち、正しく打たれたか検査され、釿(ちょうな)が掛けられるもので“道具奉納の儀”“墨打ちの儀”、“尺杖の儀”、“釿掛けの儀”などが行われました。

稲葉理事長の挨拶 職藝仕事始めの儀
●環境職藝科の儀
「苅初めの儀」(土地に生い茂る草
刈り取り聖地とする)
「鍬入れの儀」(新年最初の鍬を入
れ、「鎮物」を埋納する)
「立入れの儀」(縁起物の松竹梅を
植え永遠に根付くよう地を固める)
「鋏入れの儀」(新年最初の鋏を入
れ、樹木の形を整える)
●建築職藝科の儀
「道具奉納の儀」(大工道具の墨壷、
曲尺、釿で水の字を形づくる)
「墨打ちの儀」(「技」「美」「心」などを
表す芯墨を木作木に打つ)
「尺杖の儀」(木作木に打たれた墨を検知する) 「釿掛けの儀」(木作木に最初の加
工である釿掛けを行う)
「職藝仕事始めの儀」役人記念撮影