新着情報2013年
オーストリアの建築家、日本の木造建築技術研修
4月より7月まで、オーストリアの建築家、ジュリア・シャッツさんが建築職藝科建築大工コースで、実習を中心に科目履修生として研修を行います。ジュリアさんは、オーストリアのインスブルック工科大学(学部)及びグラーツ工科大学(大学院)で建築を学び、スイス・チューリッヒの建築事務所において建築家として様々なプロジェクトに関わっています。
その過程で、自然との融合を重視した日本建築、また建築大工の木組み技術に関心を持ち、職藝学院において日本建築ならではの繊細な美しさを吸収し、実践で学びたいと来日しました。
7月までの4か月間、「建築総合基礎実習」を中心に、「茶道空間入門」や「五箇山世界遺産実習」などに参加するほか、実際の建築づくりにも携わります。
ジュリアさんは、4月10日の入学式を経て、同15日に大工道具の贈呈式(稲葉理事長贈呈)を行い、現在、「建築総合基礎実習」にて鑿(のみ)、鋸(のこ)、墨壷、墨差しなどの木工道具の手入れの扱い方、基礎的仕口・継手などの木組み工作法を学んでいます。
入学式 | |
大工道具贈呈式(稲葉理事長より贈呈) | |
建築総合基礎実習(木工道具の扱い方:曲尺、鋸) | |
建築総合基礎実習(木工道具の扱い方:墨壷、墨差し) |