新着情報2024年

「職藝仕事始めの儀」を行いました。

1月9日、東黒牧キャンパスにおいて、学生や教職員が参列し「職藝仕事始めの儀」を行いました。
新年を迎えて1年間の清栄と健勝を祈念し、技術の伝承と向上を誓う儀式で、毎年実施している行事です。
久郷理事長より、「伝統的な儀式は、我々現代人が忘れていたことを思い出させてくれる大切なことである。技術の伝承と向上を願い、これまでの集大成として、卒業製作に向けて心を込めて取り組んでほしい」と挨拶が行われた。
「環境職藝(庭師)」による儀式は、土地の神を祭り、学院の建つ大地の鎮護を祈り、木の神を祭り樹木へ感謝するもので、「鎮物」を埋納して土地を清め、今年最初の樹木を植える祭儀として“刈初めの儀” “鍬入れの儀” “立入れの儀” “鋏入れの儀”などを行いました。
「建築職藝(大工)」による儀式は、大工道具の墨壷、曲尺、釿(ちょうな)が奉納され、材木に墨を打ち、正しく打たれたか検査され、釿(ちょうな)が掛けられるもので“道具奉納の儀” ”墨打ちの儀” ”尺杖の儀”“釿掛けの儀”などを行いました。

久郷理事長(左)あいさつ 職藝仕事始めの儀
<環境職藝の儀>
「刈初めの儀」(土地に生い茂る草を刈り取り聖地とする) 「鍬入れの儀」(新年最初の鍬を入れ、「鎮物」を埋納する)
「立入れの儀」(縁起物の松竹梅を植え、永遠に根付くように地を固める) 「鋏入れの儀」(新年最初の鋏を入れ、樹木の形を整える)
<建築職藝の儀>
「道具奉納の儀」(大工道具の墨壷、曲尺、釿で水の字を形づくる) 「墨打ちの儀」(「技」「美」「心」などを表す芯墨を木作木に打つ)
「尺杖の儀」(木作木に打たれた墨を検知する) 「釿掛けの儀」(木作木に最初の加工である釿掛けを行う)