新着情報2020年

職藝仕事始めの儀

1月6日、学生や教職員が参列して「職藝仕事始めの儀」を行い、1年の技術向上と安全を願いました。
稲葉理事長から年頭のあいさつが行われ、厳かな雰囲気の中で儀式が始まりました。
「環境職藝(庭師)」による儀式は、土地の神を祭り、学院の建つ大地の鎮護を祈り、木の神を祭り樹木へ感謝するもので、「鎮物」を埋納して土地を清め、今年最初の樹木を植える祭儀として“刈初めの儀” “鍬入れの儀” “立入れの儀” “鋏入れの儀”などが行われました。
「建築職藝(大工)」による儀式は、大工道具の墨壷、曲尺、釿(ちょうな)が奉納され、材木に墨を打ち、正しく打たれたか検査され、釿(ちょうな)が掛けられるもので“道具奉納の儀” “墨打ちの儀” “尺杖の儀” “釿掛けの儀”などが行われました。

年頭あいさつ(稲葉理事長) 職藝仕事始めの儀
<環境職藝の儀>
「刈初めの儀」(土地に生い茂る草を刈り取り聖地とする) 「鍬入れの儀」(新年最初の鍬を入れ、「鎮物」を埋納する)
「立入れの儀」(縁起物の松竹梅を植え、永遠に根付くように地を固める) 「鋏入れの儀」(新年最初の鋏を入れ、樹木の形を整える)
<建築職藝の儀>
「道具奉納の儀」(大工道具の墨壷、曲尺、釿で水の字を形づくる) 「墨打ちの儀」(「技」「美」「心」などを表す芯墨を木作木に打つ)
「尺杖の儀」(木作木に打たれた墨を検知する) 「釿掛けの儀」(木作木に最初の加工である釿掛けを行う)
式後の役人記念撮影