新着情報2019年

2年建築職藝科学生が規矩術(きくじゅつ)の授業で「七面堂模型」を製作

建築職藝科2年生の学生たちは、規矩術(きくじゅつ)の授業で、曲線だけで構成された原寸型板を作っての作業となる軒先や反り増しの付いた茅負や軒付、そして七面堂の名の如く、一二階に付いた唐破風や千鳥破風を鬼や箕甲を含め、各自1つずつ製作しました。
三次元の曲線と曲面になるため、美しい線を出すために四苦八苦しながらなんとか作り上げました。2年生で宮大工になる学生は少数ですが、ほとんどの人は最初で最後の大仕事となりました。

※七面造りとは
日蓮守護神なる七面大明神を安置するところに、この造り方を主に持ちうるゆえ、かく名づく。その平面は図の如く十字形をなし、向拝(こうはい)は唐破風(からはふ)、妻は入母屋(いりもや)にして屋根上に楼あり。その正面は千鳥破風(ちどりはふ)、側面は軒唐破風造(のきからはふづくり)にして、方形屋根(ほうぎょうやね)に付属す。

七面堂復元正面図はこちら(PDF)

七面堂模型製作
七面造り 七面堂北斎漫画
鳥瞰図 北斎漫画