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東岩瀬の土蔵再生工事に児童・園児らが参加

富山市東岩瀬町で進められている土蔵再生工事において10月12日、同市岩瀬小児童と岩瀬幼稚園児らが土蔵塗りに挑戦した。
土蔵は明治初期から北前船回船問屋「森家」の蔵として使われたもので、昭和に入って米穀店の倉庫兼店舗として活用された。奥行きは60mもあり、4つが並んで一棟の建物になっている。当学院の上野幸夫教授が監修し、伝統工法を生かした修復に取り組んでいる。
児童らは、上野教授から復元の意義や建物の歴史について話を聞いた後、左官職人らの指導を受けて建物の粗壁に泥を塗って壁を造る作業に参加した。もともと土蔵に塗られていた古い泥と、新しい泥を混ぜて作った泥団子を、竹で10cm角に組んだ壁下地「竹小舞」に向かって投げつけ、塗り込めていった。



壁に泥団子を塗り込める、岩瀬小児童
 
泥団子を作り手渡しで運ぶ、岩瀬幼稚園児

 
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