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山室神社本殿新築・拝殿修復実習

12/12/25 UP

 今春より実物実習を行っていた山室神社(富山市町村)の本殿新築、拝殿修復が完了しました。
 本学院上野幸夫教授の監修指導のもと、建築大工コースは構内での部材加工、現場での建方を中心に、建具大工コースは本殿建具の新調、拝殿建具の修復、環境職藝科・環境職藝研究科の学生は本殿・釣殿の基礎廻り(石積み修復等)の修復を行っています。
 本殿は、総檜造りの古式な神明本殿形式で、丸柱の両脇に棟持柱を建て、足元には腰組や縁高欄を巡らしています。また、直線状の深い軒とし、棟には本殿を象徴する千木や堅男木を乗せています。拝殿は、1893年に再建されていましたが、良質な材料で加工されており、傷みも少ないことから、今回、屋根と縁廻りの修復を中心に実習を行っています。

環境職藝科実習

本殿基壇石積み修復 本殿ベースコンクリート打ち
本殿地覆石据付け

建築職藝科実習

<建築大工コース>
本殿桁、梁仕口刻み加工 本殿部材仕上げ鉋掛け
本殿棟木堅男木部仕口加工 本殿土台伏せ
本殿建方
本殿壁板落し込み 本殿棟上
本殿化粧垂木・面戸板取付け 拝殿腐朽垂木・裏板新材取替え

<建具大工コース>
本殿縁下格子刻み加工 拝殿引違い格子戸組立て
拝殿桟唐戸建付け調整 拝殿桟唐戸建付け

竣工した山室神社本殿・拝殿

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