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第3回「とやまの"たちまい(建前)"」を実施しました

12/12/25 UP

 11月23日(とやまスローライフ・フィールド収穫祭同時開催)、富山市池多開ヶ丘にて、とやまにおける木の住まいづくりの象徴的な儀式である“たちまい(建前)”を実施しました。
 これは、3回にわたって歴史のある富山の木組み建築文化の素晴らしさと職藝学院の職人育成への取り組みの周知を目的(住まいとまちづくり推進懇話会助成事業の一環)に実施するもので、今回(最終回)は、実際の建築現場(富山市開ヶ丘)にて、たちまいを行いました。
 『上棟の儀式』では、古式に則り、棟木を取り付けた紅白の綱を曳く「曳綱の儀」、棟木を納める「槌打ちの儀」、五円玉や米、餅などを振る舞う「撒銭撒米」などを、池多地区を中心とする地域の方々と共に行いました。  

※"たちまい"とは

 新築への祝福とその守護を感謝し、工事の無事完成を祈願するために、木造住宅などの骨組を現場で組み立て、棟木(むなぎ)を納めたときに行われる儀式。「上棟式」「棟上げ」「棟上式」「上棟」などともいい、富山県では"たちまい"といいます。

 この小屋は、NPO法人里山倶楽部(富山市開ヶ丘を中心にまちづくり活動を展開)より実物教材としてご提供いただいたもので、12月中旬に出入口等の建具(建具大工コース製作)を納め、竣工しました。小屋は、隣接するとやまスローライフ市民農園利用者の貸出し農機具庫、野菜直売所等として活用予定です。

小屋建方(上棟式前: 土台、軸部等)

上棟式

上棟式の様子 役人入場
降神の儀 曳綱の儀
槌打ちの儀
撒銭撒米
小屋建方(上棟式後: 屋根)
竣工した小屋

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