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フランス人大学院生日本庭園技法研修

12/8/3 UP

 去る、7月2日から14日まで、フランスの Agrocampus Ouest の大学院でランドスケープデザインを学んでいるポール・ガパニーさん(22)が、環境職藝科の造園コースで日本庭園技法の研修を行ないました。ポールさんは、大学院で庭園や公園などの野外空間を設計するランドスケープデザインを専攻していて、フランスで日本庭園の関心が高まっていることから、実習中心の本学院で日本伝統技法の石組みや、樹木の剪定などを実践で学びたいと来日しました。
 造園コースの1年生の実習では、伝統的な石組みの手法を学び、2年生の実物実習では、黒部市の天真寺での剪定実習、個人邸の庭園では竹垣を作りました。
 また、本学院全学生を対象としたポールさんの講義による、「フランスの庭と建物」では、大学在学中にインターンシップで作庭した造園作品や、現在、依頼を受けて作庭中のブルターニュのお城の造園現場の写真などが紹介されました。将来は、個人で会社を作り、様々なデザイン要素を取り入れた独自のデザインを生み出すことのできるランドスケープデザイナーになりたいとのことです。

石組み実習 五石の石組み
竹垣用の竹を洗う 個人邸において四ツ目垣作り
ポールさんの講演「フランスの庭と建物」 学院で、建築コースの学生たちと

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