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大久保小学校花のまちづくり大賞受賞報告と感謝の集会

09/11/21 UP

 去る、11月17日、環境職藝科の渡邉美保子教授は、全国花のまちづくりコンクールで最高賞を受賞した富山市大久保小学校(五十嵐俊子校長)の「受賞報告と感謝の集会」に、花壇づくりに協力した地域のグリーンキーパーさんや地域住民とともに招かれました。
 集会では、五十嵐校長先生が「学校は地域の熱心が方々に支えられている。児童には受賞を誇りに花壇づくりに励んでほしい」と挨拶されました。
 渡邉教授は、昨年の6月に同小学校を訪れ、全校生に「わたしのゆめ、花壇づくりのゆめ」と題し、イギリスの絵本に登場する花を実際に見てみたいという夢をイギリス留学で実現し、その後は絵本に登場する植物を育てて花の庭をつくりたいという夢を実現するためイギリスの園芸学校で学んだことを話され、生徒全員が一人一鉢を育てて、鉢を立体的に組み合わせてつくる花壇づくりを応援し、職藝学院の園藝・ガーデニングコースで育てたはるかちゃんのひまわりやカミツレの苗を贈りました。
 感謝の集会では、栽培委員からお礼状が贈られ、その後は、栽培委員14名が主催する感謝の会で、地域の協力者の皆さんとともに生徒たちからお茶のおもてなしを受けクイズを楽しみました。

全国花のまちづくり大賞(農林水産大臣賞)を受賞した大久保小学校の前庭。地区の春祭り「願念坊祭り」の山車を模した櫓を中心に「大すき大久保!四季を彩るふるさと花壇」をテーマに全校生徒481名が一人一鉢を栽培した鉢を立体的に組み合わせた花壇です。花づくりは地域で花づくりのボランティア活動をしているグリーンキーパーさんの指導や支援を得て生徒全員で取り組みました。全国応募総数1294件の中から一位に輝きました
今年、校舎の中庭に用水を利用して作った「ビオトープ作りの発表会がありました。学校敷地を通る大久保新用水のせせらぎ広場に水辺の生き物を復活させたいと4年生が提案し、地域のグリーンキーパーや専門家の協力を得て作りました。子供達は、水が、「当たり前ではなくとてもありがたいもの」、「水がないと生き物も植物も人間もいきていくことができない」という水の大切さに気づいたそうです。
坂井結依菜さんからのありがとうのお手紙をいただきました。「昨年は講演会でアサガオのことや、はるかちゃんのひまわりのことをお話してくださいました。今年はきれいなはるかちゃんのひまわりがさきました。たねをくださった渡邉先生のおかげです。ほんとうにありがとうございました。」昨年の6月に全校生に講演した際にプレゼントしたはるかちゃんのひまわりを種から育てて、今年も元気に咲いたそうです。
日本で一等賞を受賞したお祝いに、今年はキツネノテブクロの苗をプレゼントしました。苗は、職藝学院の園藝・ガーデニングコースの学生が種から育てたものです。キツネノテブクロはイギリスの明るい草原に自生していて、イギリス人の子供たちなら誰でも知っていること、今から100年前に描かれたイギリスの絵本「あひるのジマイマのおはなし」にたくさん登場することなど、絵本の絵の映像を紹介しながらものがたりを説明しました。

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