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田畠の観音堂修復

07/9/5 UP

 去る7月、建築職藝科建築大工コース、建具大工コース2年生(11期生)が実習で取り組んでいた観音堂修復(富山市田畠)が完了しました。
 この観音堂は、建立後116年(明治24年建立)経過したもので、軒廻りや屋根面、土台や柱根元などに破損が目立ち始めていました。
 今回、本学院上野幸夫教授(建築職藝科)監修のもと、今年5月より観音堂を全解体し、腐朽した部材は繕いや取替えを行い、旧来の仕口や継手を踏襲し、また建具は木製格子戸とするなど文化財的価値を損なわないよう施工しています。(構造形式・規模:間口1.697m、奥行2.14m、切妻造桟瓦葺き)。
 7月29日には、地区住民参加のもと現地で落慶法要が行われました。

解体作業 木製格子戸製作
部材繕い 部材加工
現地組立 地元住民参加による落慶法要
解体前の観音堂 修復後の観音堂

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